一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドライクリーニング施設に対するテトラクロロエチレン規制がスタート
【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2003.04.28 【情報源】カナダ/2003.04.17 発表
カナダのアンダーソン環境大臣は4月17日、ドライクリーニング施設から排出されるテトラクロロエチレン(PERCとして知られる)に関する新しい規制について、声明を発表した。この規制はPERCの生産者、輸入業者やユーザーなどと協議の上、既に今年3月12日に施行されている。声明のなかで、アンダーソン環境大臣は、「テトラクロロエチレン規制は、職場における汚染予防のよい実践例である。ドライクリーニング産業はテトラクロロエチレンによる大気汚染、水質汚染を認識し、この物質の環境中への排出を削減するため、新たな技術の導入に取り組んでいる」と語り、ドライクリーニング産業の努力を称えた。
今回の規制によって、2005年の8月までに、PERCの排出量は1994年レベルから70%削減されると見込まれている。【カナダ連邦環境省】