一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

ヨハネスブルグ・サミットへの参加、持続可能な開発に向けた決断を呼びかける

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2002.08.01 【情報源】EU/2002.07.24 発表

 欧州委員会のロマノ・プロディ議長は、7月24日、世界のリーダーに向け、ヨハネスブルグ世界サミットに参加し、地球規模での持続可能な開発に向けた決断を下すよう呼びかけた。議長自身、マルゴット・ヴァルストロム環境委員、ポール・ニールソン開発・人道援助委員とともにサミットに参加する予定だ。
 EUのスタンスとしては、サミットの成果として、国連のミレニアム開発目標、特に衛生及びエネルギー分野の目標の実施に向けた合意を得たいとしている。国連のアナン事務総長は、世界サミットは水、エネルギー、健康、農業及び生物多様性の5分野について成果をあげなければならないとしているが、EUはこの提案を支持する。EUは、サミットで、量的な目標、実施のためのタイムテーブル及びモニタリングのメカニズムが採択できるよう望んでいる。具体的には、以下のような事項を支持していく。
・持続可能な消費・生産を促進する10年間のプログラムの策定
・清浄な飲料水や衛生施設へのアクセスに関する目標(2015年までにアクセスできない人を半減)
再生可能エネルギーの活用目標(2010年までに一次エネルギー供給の15%を再生可能エネルギーとする)
・自然資源及び生物多様性に関する目標(2015年までに減少傾向を逆転させる)
 また、全ての人々にとってグローバリゼーションを持続可能なものにしていく必要があるという政治的なメッセージを発信し、これに向けた措置について合意することも目指したいとしている。貿易や援助、財政、債務及び持続可能な開発に向けた機関の強化・効率化についても、成果を得たいとしている。【欧州委員会環境総局】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク