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環境ニュース[海外]

ドイツ 排出量取引対象施設からの2012年排出量は前年を若干上回る

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2013.04.18 【情報源】ドイツ/2013.04.02 発表

 ドイツ連邦環境庁は、ドイツ国内において排出量取引への参加が義務付けられているエネルギー・産業1627施設の2012年のCO2排出量を公表し、排出量4億5240万トンは、前年(2011年)の数値(4億5030万トン)よりも僅かに上回ったことを示した。前年比で排出量が増加したのは褐炭(4%増)、石炭(4%増)であり、天然ガスからの排出量は減少(8%減)した。また、エネルギー集約型産業施設からの排出量は3%減となった。CO2排出量4億5240万トンは、第2取引期間におけるドイツの年間排出上限値(CAP:4億5180万トン)と同程度である。フラスバース長官は、「2012年の排出値は、良い結果と悪い結果の両方を含むもの。ドイツのCAPはほぼ達成し、エネルギー集約型産業施設でも排出量は減少した。しかし、巨大な削減ポテンシャルはこれまで同様利用されておらず、排出量取引の影響力を適した形でより強化することが必要」とコメントした。欧州委員会は、2012年秋、気候変動対策としての排出量取引を強化するために市場から9億分の排出権を減らすことを提案し、欧州議会環境委員会は、2013年2月にこの提案を承認している。今後、欧州理事会と欧州議会における決定が必要となっている。ドイツ排出量取引機関は、2012年の排出量報告書を審査しており、2013年5月15日に、詳細な評価が公表される予定である。【ドイツ連邦環境庁】

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