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環境ニュース[海外]

ドイツ 温室効果ガス排出量予測報告書を提出

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2013.03.29 【情報源】ドイツ/2013.03.15 発表

 ドイツ連邦環境省は、欧州委員会に対し、温室効果ガス排出量に関する予測報告書を提出したことを公表した。これは2年毎に作成するもので、既に決定された気候変動対策、または今後追加的に実施される可能性のある対策が、2020年及び2030年までの温室効果ガス排出量に及ぼす効果について報告するものである。これによると、既に決定された対策により、温室効果ガス排出量は、2020年までに33%または35%(経済発展予想値の違いによる)の削減達成が予想されている。連邦政府は、40%の削減目標を掲げていることから、この報告に対しアルトマイヤー連邦環境大臣は、「我々の取り組みは順調であるが、十分ではない」とコメントしている。報告書では、ドイツ国内においてEU排出量取引制度の対象となっている部門が、温室効果ガス排出量を2020年までに2005年比で21%削減するEU目標に対し、大幅に遅れを取っている状況であることを示している。この原因として、排出権の低価格が挙げられており、エネルギー供給の転換に必要な促進力が欠けていることを指摘している。一方で、交通、家庭、商業、建物のエネルギー需要、農業といった排出量取引対象外の部門の貢献により、ドイツは、EU目標値は達成見込みとしている。【ドイツ連邦環境省】

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