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環境ニュース[海外]

EU 温室効果ガス排出量2011年の暫定値を公表。前年比で2.5%減。

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2012.09.21 【情報源】EU/2012.09.07 発表

 欧州環境庁は、EU域内における2011年の温室効果ガス排出量暫定値を公表し、加盟国全体となるEU 27ヶ国で前年比2.5%減(最終値は±0.3%)、1990年比17.5%減、EU15ヶ国で前年比3.5%減(最終値は±0.64%)、1990年比14.1%減であり、これにより京都議定書に定められている目標値を引き続き達成していることを示した。排出削減の要因として、EU域内の多くの地域の冬が穏やかであったことから家庭における暖房需要が少なかったこと、さらに再生可能エネルギーの増加が挙げられている。EU排出量取引制度対象外の経済部門における排出削減量は3.1%であり、家庭部門と業務部門が最も温室効果ガス排出削減に寄与した。運輸部門も4年連続で排出量の削減に貢献した。EU排出量取引制度対象施設における排出量は、1.8%減となった。これらの数値は、2012年7月半ば現在において入手可能な国レベル及びEUレベルの数値と排出量取引制度において公表されているもので、吸収源や国際的な航空および船舶、京都メカニズムによって達成された排出削減量は含んでいない。暫定値の詳細は、2012年10月に公表され、欧州環境庁が作成する欧州における温室効果ガス排出量に関する傾向と展望に関する報告書に反映される。2011年排出量に関する最終的な数値は、2013年半ばまでに欧州委員会により、気候変動枠組条約事務局に提出される。【欧州環境庁】

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