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環境ニュース[海外]

欧州委員会、温室効果ガス排出量のモニタリングメカニズムを強化する法改正を提案

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2011.12.08 【情報源】EU/2011.11.23 発表

 欧州委員会は、2011年11月23日、温室効果ガス(GHG)排出量の監視・報告メカニズムを大幅に強化する法案を提出した。これは、特に2013-2020年に適用される気候変動・エネルギー政策パッケージにおいて新たに要求される温室効果ガス(GHG)排出量削減等を視野に入れたもの。欧州連合(EU)はこれまで京都議定書に基づく「決定280/2004EC」によってGHGの年次排出インベントリやGHG削減対策情報などを公表してきた。その上で今回の法案は、京都議定書より一歩進んだ2009年気候変動・エネルギー政策パッケージの要求基準に従ってデータや情報の質と透明度を高めるもので、EU各国のGHG削減目標への進捗状況が一層追跡しやすくなっている。
 主な改正点として、EUの気候変動政策をさらに円滑に進めるために「土地利用、土地利用変化及び林業部門」(LULUCF)と「航空・海上輸送部門」におけるGHG排出量対策を進めること、EU排出量取引制度における排出枠のオークションで得た収入の使途報告を行う規則を導入すること等がある。【欧州委員会】

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