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環境ニュース[海外]

欧州委員会、航空企業に対する排出権無料割当に関するベンチマークを公表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2011.10.11 【情報源】EU/2011.09.26 発表

 欧州委員会は、2012年以降に欧州排出量取引制度(EU-ETS)の対象となる900以上の航空企業への排出権の無料割当の基礎となるベンチマークを公表した。ベンチマークは、2012年を取引期間とするものと2013年1月から2020年12月までを取引期間とするものの2種類を設定。2012年1月1日から12月31日までは、排出権の85%が無料割当され、航空会社は1000トンkmにつき0.6797の排出権を取得、2013年から2020年までは82%が無料割当され、航空企業は、1000トンkmあたり0.6422の排出権を取得する。それぞれの取引期間における残りの排出権のうち15%は競売される。2013年から2020年の期間は、さらに新規参入企業と急成長企業に対して、特別保有として3%分が提供される。各期間のベンチマークの算出は、2012年と2013年から2020年の取引期間における排出権無料割当量を、航空企業が欧州委員会へ提出した申請書において報告した排出量で割り、算出している。個々の航空企業への排出権無料割当に関する公的な配分は加盟国が担当し、ベンチマークに関する決議の公開後3ヶ月以内に割当量を確定することが求められている。【欧州委員会環境総局】

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