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環境ニュース[海外]

ドイツ連邦内閣、排出量取引法改正案を承認

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2011.03.03 【情報源】ドイツ/2011.02.16 発表

 ドイツ連邦内閣は、温室効果ガス排出量取引法改正案を承認した。これは、EU指令の変更点を国内法に転換するもの。新指令により、2012年以降に航空交通が、2013年以降に排出量の多いさらなる産業部門が取引に組み込まれ、さらに排出量取引を義務付けられた全ての設備における総合排出量が毎年1.74%ずつ継続的に下げられる。これにより、2013年から2020年にかけて欧州連合内における温室効果ガスは大幅に削減され、また、排出量を長期的に確定することにより、取引参加者に対し信頼のおける枠組みと投資への安全性を提供するとしている。さらに、これまで加盟国ごとに独自にルール設定が行われてきた排出権の無料配当やオークションが2013年以降、欧州全体で統一される。また、ベンチマークの導入や発電設備運営者に対する排出権の無料配当の中止などが定められている。今回承認された改正法案では、これらの新ルールを国内法に転換し、さらにドイツ排出取引局の監督権限の強化や排出報告書の統一、また年間CO2排出量が2万5000トン未満の小規模な設備が相当の排出削減対策の実施を約束する場合に排出量取引への参加が免除されることなどが含まれている。【ドイツ連邦環境省】

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