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環境ニュース[海外]

イギリス 大規模な公共機関や企業を対象に 新たな排出量取引制度の詳細を公表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2009.10.14 【情報源】イギリス/2009.10.07 発表

 大規模な公共機関、企業などのCO2排出量の削減を目指す、イギリス政府の制度の詳細が発表された。
 この「炭素削減コミットメント エネルギー効率化制度」は、年間電力消費量が6000メガワット時以上(年間の電気代が約50万ポンド)の公共機関や企業、団体等を対象に、エネルギー効率を改善するインセンティブを与えるもの。
 第一段階(2010年4月1日〜)では、まず、2010/11年度の排出量の報告を義務付ける。2年目以降、参加者は、毎年、エネルギー消費量に応じた排出枠を購入し、エネルギー使用量のモニタリング、排出枠の引き渡しなどを行う。排出枠は全てCO2 1トン当たり12ポンドの固定価格。自らの敷地で風力発電やソーラー発電を利用し、CO2の排出抑制に取り組んでいる団体は認定を受けることができる。
 第二段階(2013年以降)では、政府が毎年、排出枠の総数に上限を設け、すべての排出枠がオークションにかけられる。
 この制度は法的拘束力を伴うもので、2020年までに、CO2排出量を年間最低4.4メガトン削減できる見通し。また、参加者は、省エネにより、年間約10億ポンドを節約できるという。【イギリス エネルギー・気候変動省】

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