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環境ニュース[海外]

電子・電気機器の無料回収がスタート

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2006.04.10 【情報源】ドイツ/2006.03.22 発表

 ドイツでは、2005年3月の「電気・電子機器の販売・回収・環境に配慮した廃棄処理に関する法律」(通称 電気・電子機器法)の施行から1年の準備期間を経て、3月24日以降、電子・電気機器の無料回収がスタートする。消費者は、不要となった電気・電子機器を、地方自治体の収集所に持ち込み(無料)、電気・電子機器の製造者や輸入業者は、収集された機器を回収し、適切な形で安全に処理する責任を負う。
 また、これに先駆けて設立された廃電気機器登録財団(EAR)によって、全ての製造者や輸入業者は登録され、地方自治体の収集所に回収された廃電気機器を規則どおりに回収しているか監視される。
 ドイツでは、年間180万tの電気製品が廃棄され、また、電気・電子機器市場は急速に拡大している。こうした機器には、有用な資源が含まれており、例えば、アルミニウムの再生使用は、省エネルギーに大きく貢献するとされる。なお、これまで機器に含まれていたカドミウム六価クロムのような特定の重金属は、2006年7月1日以降、使用が禁止される。
 ガブリエル環境大臣は、「各家庭は、家庭ゴミから有害物質を取り除き、資源を守ることに貢献することができる。製造者が環境に配慮した処理を行うことにより、これまで、地方自治体が廃電気機器処理に掛けていた労力と財源の負担は軽くなる。製造者が責任を持ち、環境政策と共に歩んでいることをとても嬉しく思う」とコメントした。【ドイツ連邦環境省】

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