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環境ニュース[国内]

「新むつ小川原開発基本計画」の環境アセス指針を青森県に提示

環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2005.03.31 【情報源】環境省/2005.03.30 発表

 環境省は、青森県が検討を進めている「新むつ小川原開発基本計画(新計画)」の環境影響評価の基本的な考え方・留意点を指針としてとりまとめ、平成17年3月30日付けで青森県に提示した。
 青森県のむつ小川原地域は、青森県の北東部の16市町村にまたがる地域。昭和47年に大規模工業基地の建設計画「むつ小川原開発第1次基本計画」が、50年に「むつ小川原開発第2次基本計画」が策定され、これらの計画に基づいて各種基盤の整備や原子燃料サイクル施設、研究施設の立地が行われてきた。しかし経済社会情勢が変化したことから、現在県が新たな開発計画「新むつ小川原開発基本計画」策定に向けた取組みを進めているところ。
 県は新計画についての環境アセスを行う方針だが、新計画は環境影響評価法・青森県の環境影響評価条例の対象ではない上に、個々の事業の内容が固まっていない段階での地域総合開発計画という、従来のアセスの概念にあてはまらない性格を持っている。このため、県が環境省にアセスの考え方・留意点についての見解を求めていたもの。
 今回示された指針は、個々の事業の内容が固まっていない段階での環境影響評価であることを踏まえ、(1)新計画が地域全体に及ぼす環境影響について検討すること、(2)環境影響評価の結果を踏まえた保全措置を新計画に位置付けるとともに、事業実施時の配慮事項を、あらかじめ「環境配慮指針」としてまとめること−−を示したほか、(3)これまでの計画に基づき立地された既存施設による環境影響の把握を行うよう要請。
 また、新計画の実施が長期にわたることを踏まえ、予測時点を2段階に分けて予測すること、計画の進捗状況を踏まえ、中間時点の適切な時期にも、その時点で明らかな情報に基づき予測を実施すること−−を求めた。【環境省】

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