一般財団法人環境イノベーション情報機構
南摩ダム、椛川ダム、伊良原ダムの水源地域整備計画を決定
【水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2005.03.17 【情報源】国土交通省/2005.03.17 発表
国土交通省は(1)利根川水系南摩川の南摩ダム、(2)香東川水系椛川の椛川ダム、(3)祓川水系祓川の伊良原ダムについての水源地域整備計画を平成17年3月17日付けで決定した。水源地域整備計画とはダム建設によって水没する住宅戸数や農地面積が一定規模以上ある事例に対して、ダム建設による水源地域への影響緩和措置、生活環境や産業基盤整備を行うことを目的に水源地域対策特別措置法に基づき策定する計画。
南摩ダムは栃木県鹿沼市上南摩町に、洪水調節、流水機能の維持、水道用水の供給を目的として建設される多目的ダムで、今回策定された水源地域整備計画は22年度までに約143億円をかけ、土地改良、治水や道路、簡易水道、下水道、林道、農林漁業の経営近代化のための共同利用施設などの整備を行うとするもの。
また椛川ダムは香川県香川郡塩江町大字安原上東に、洪水調節、流水機能の維持、水道用水の供給、異常渇水時の緊急水補給を目的として建設される多目的ダムで、水源地域整備計画には29年度までに約37億円をかけ、土地改良や治水、道路、公営住宅、林道の整備−−を行うことを盛り込んだ。
さらに伊良原ダムは福岡県京都郡犀川町大字下伊良原に、洪水調節、流水機能の維持、水道用水の供給を目的として建設される多目的ダムで、計画は22年度までに約54億円をかけ、土地改良や道路、義務教育施設、農林漁業の経営近代化のための共同利用施設などを整備するとしている。【国土交通省】