都市計画道路「下田六戸・北天間林線」改築に関する環境影響評価書に環境大臣意見を提出

【環境一般 市民活動】 【掲載日】2004.12.27 【情報源】環境省／2004.12.27 発表

　環境省は、青森県の都市計画道路「下田六戸・北天間林線」の改築に関する環境影響評価書について、国土交通大臣から意見を求められたことに答え、平成１６年１２月２７日付けで環境大臣意見を提出した。
　「下田六戸・北天間林線」は青森県上北郡下田町を起点として同郡天間林村に至る延長約２６キロメートルの地域高規格道路。
　今回の環境大臣意見は、事業区域や周辺地域でオオタカなどの希少猛禽類営巣が確認されていることや、希少コウモリ類の繁殖地がインターチェンジ付近で確認されていることから、（１）営巣期は工事を避けることを含めオオタカ保護についての適切な措置を講じること、（２）事業実施で希少コウモリ類のえさろなる種やえさをとる範囲などへの影響を予測評価し、結果を評価書に記載すること−−などが盛り込まれている。
　なお、この件での環境影響評価を実施している青森県知事（注１）に対しては、国土交通大臣からこの環境大臣意見を勘案した意見が述べられることとなる。

（注１）この事業は都市計画によって定められるものであるため、環境影響評価は事業者の国土交通省に代わって都市計画決定権者である青森県知事が実施している。【環境省】