「第３次下水道技術五箇年計画」への意見募集結果を公表

【水･土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2004.06.25 【情報源】国土交通省／2004.06.25 発表

　国土交通省は平成１６年３月１６日から２９日まで実施していた「第３次下水道技術五箇年計画」への意見募集結果が平成１６年６月２５日に公表された。
　「下水道技術五箇年計画」は産官学の下水道技術研究者が技術開発課題についての認識を共有化し、効率的な技術研究開発ができるように策定されているもので、今回の計画は１５年にまとまった「国土交通省技術基本計画」の５つの目標−−安全、環境（美しく持続可能な国土づくり）、生活コストの安い暮らし、活力ある社会、誰もが参加できる社会−−を下水道技術開発においても主要課題として設定し、５年間という比較的短期間での具体的な研究開発目標を示した。
意見募集期間中２０件の意見が寄せられ、意見には例えば、「窒素・りん等の高度除去技術の中に、生態系を考慮した栄養塩類の効果的除去技術の開発を入れてほしい」、「ＬＣＡなど専門家でないと理解しにくい用語は避けるべき」などの内容があった。
　これらについては「第２節の中の『良好な水環境を保全・創出する技術』の中で『生態系に配慮した栄養塩類の除去等の水処理技術の開発』として反映する」、「専門家でないと理解しにくい用語を避けるよう修正する」といった回答が示されている。【国土交通省】