石狩川、安倍川、芦田川、遠賀川の河川整備基本方針が策定

【水･土壌環境 その他(水･土壌環境)】 【掲載日】2004.06.15 【情報源】国土交通省／2004.06.11 発表

　平成１６年６月１４日に開催された国土交通省の社会資本整備審議会河川分科会で、１６年２月に国土交通大臣から意見を求められていた石狩川（北海道）、安倍川（静岡県）、芦田川（広島県）、遠賀川（福岡県）の４水系の河川整備基本方針が策定された。
　河川整備基本方針は、各水系の河川管理の総合的・長期的な方針を定めるもので、河川環境の整備・保全・維持管理に対する考え方が明らかにするとともに、洪水被害の軽減などについても記載を行っている。
　今回の審議に基づき策定される河川整備基本方針のうち、環境保全に関わる項目としては、石狩川では豊かな自然環境に恵まれたサケの遡上河川としての適性な保全整備、安倍川では環境教育の場としての保全・活用や河床や植生の変動が大きい急流土砂河川としての河川環境の保全、芦田川では豊かな水辺環境を生かした川づくりと水質汚濁の著しい下流域・支川高屋川の改善、遠賀川では上水道水源としての水質改善と自然環境との調和のとれた河川整備−−などが盛り込まれた。【国土交通省】