一般財団法人環境イノベーション情報機構
拡散防止策をとらない遺伝子組換え生物の使用申請3件の承認について意見募集開始
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2004.03.31 【情報源】環境省/2004.03.30 発表
環境省は遺伝子組換え生物を環境中への拡散防止策をとらないで使用する(遺伝子組換え生物取扱い法の第1種使用に該当する)事例の承認申請が3件提出されたことから、これらの事例の承認について平成16年3月30日から4月26日まで意見募集を実施することにした。遺伝子組換え生物取扱い法では、第1種使用を行う場合に、主務大臣が学識経験者の意見を参考としながら、生物多様性への影響の度合いを判断し使用承認の可否を決定することになっている。
今回、環境省に申請された事例はサントリーフラワーズ(株)の(1)「青紫色カーネーション123.2.2.」、日本モンサント(株)の(2)「チョウ目害虫抵抗性トウモロコシ」と(3)「コウチュウ目害虫抵抗性トウモロコシ」で、いずれも栽培地以外で自生することはないと説明されている。
なお環境省では3事例いずれについても、生物多様性への影響がないと判断。基本的に承認することを予定している。【環境省】