一般財団法人環境イノベーション情報機構
国立・国定公園内の風力発電設置基準方針案への意見募集開始
【自然環境 自然公園】 【掲載日】2004.01.22 【情報源】環境省/2004.01.22 発表
環境省は平成16年1月22日、国立・国定公園内で風力発電施設を設置する場合の「基本的考え方」案を公表し、この案について16年2月4日まで意見募集を行うことにした。地球温暖化防止策の1つとして有望視される風力発電だが、国立・国定公園に大規模な風力発電施設を設置した場合、自然景観を大きく損なったり、野生生物の生息環境に影響を与える可能性も考えられる。
このため環境省は自然公園法に基づき、1つ1つの案件ごとに施設設置を許可するか審査する方針だが、現在風力発電専用の具体的な審査基準がないことから、検討会を設置し今回の「基本的考え方」案をまとめたもの。
案は特別保護地区、海中公園地区、第1種特別地域、植生復元が困難な地域、野生生物の生息・生育上重要な地域には風力発電を設置しないとしたほか、第2種特別地域と第3種特別地域向けには、(1)展望・眺望の妨げにならないか、(2)色彩が周囲の風景に調和しているか、(3)自然の改変を最小化しているか、(3)野生生物への影響の回避・軽減策がとられているか、(4)施設撤去時の跡地整理−−について可能なものについて数値化しながら、審査基準を整備するとしている。
なお正式な審査基準や審査の考え方は、今回応募された意見や検討会での検討結果を踏まえ、15年度末頃までにまとまられる予定。【環境省】