食品中のカドミウム、水銀、ダイオキシン類、かび毒について対策行動計画策定

　農林水産省は平成１５年９月に、食品中の５つの有害汚染物質について物質ごとに省内横断的な組織による対策検討チームを設置したが、１５年１２月１２日までに、このうち（１）カドミウム、（２）水銀、（３）ダイオキシン類、（４）麦のかび毒－－の４物質について対策を進めるための行動計画を策定した。
　このうちカドミウムについては現在コーデックス委員会の食品添加物・汚染物質部会で食品中基準値が検討されていることを踏まえて、（一）同委員会の審議への積極的な参加、（二）国産米でのカドミウム含有実態把握と抑制対策の実施、（三）消費者、流通業者、生産者などとのリスクコミュニケーションの実施－－に取り組むとしている。【農林水産省】