一般財団法人環境イノベーション情報機構
直轄国道の騒音環境基準達成割合 昼間で38%、夜間で27%に
【大気環境 騒音/振動】 【掲載日】2003.11.26 【情報源】国土交通省/2003.11.25 発表
国土交通省道路局は平成14年度の直轄国道での騒音状況調査結果をまとめ、平成15年11月25日に同局ホームページに掲載した。この調査は直轄国道約2万1,000キロメートルのうち、(1)騒音環境基準の類型指定、または(2)騒音規制法に基づく地域指定−−のいずれの指定がされている地域を通過する8,593キロメートル(4,857区間)で実施したもの。
このうち昼間に環境基準を達成していたのは全体の約38%(平成13年度比3%増加)にあたる3,279キロメートル、夜間に環境基準を達成していたのは全体の約27パーセント(平成13年度比2%増加)にあたる2,348キロメートルだった。
また夜間に要請限度(注1)を達成していたのは全体の61%にあたる5,223キロメートルでこちらも平成13年度に比べ3%増加していた。
国土交通省では道路管理者として、低騒音舗装や遮音壁設置などの沿道環境対策や交通流対策の推進による道路交通騒音の低減に取り組んでいる。
(注1)要請限度=騒音規制法に基づく指定地域内の自動車騒音の限度。環境基準が維持されることが望ましい努力目標であるのに対して、要請限度は受認限度をあらわす基準値となっている。【国土交通省】