一般財団法人環境イノベーション情報機構
第2回「森の“聞き書き甲子園”」で参加する高校生100人を決定
【環境学習 こどもの環境学習】 【掲載日】2003.09.08 【情報源】林野庁/2003.09.05 発表
文部科学省と林野庁は平成15年9月5日までに、両省庁が共同で実施する環境教育プログラム第2回「森の“聞き書き甲子園”」に参加する高校生100人を決定した。「森の“聞き書き甲子園”」は、高校生が伝統的な技術・知恵の伝承者を取材し、取材内容をレポートとしてまとめる米国の教育プログラム「FOXFIRE BOOK」の手法をモデルとして14年度から実施されているもの。
日本の高校生100人が森林にかかわる技術の名手・名人を現地取材し、日本の山村で受け継がれてきた森林の知恵や技、山村の暮らし、名人の人となりなどをレポートするプログラム全体を通じて、高校生たちの森林保全意識を育てるとともに、山村地域の生活様式・文化・伝統・技能の記録・継承を図ることが目的。
今回参加が決定した高校生は男子53人、女子47人。地域別では北陸・中部地方在住者(23人)が最も多い。
なお文部科学省と林野庁は15年9月13日から15日の3日間、東京の日本青年館で、参加高校生を対象に聞き書き研修を行う。この研修では「ぜんまい小屋のくらし」などの森林に関わる伝統技術についての映画上映をおこなうほか、作家の阿川佐和子氏、佐野眞一氏、塩野米松氏、狩猟文化研究者の田口洋美氏が聞き書きについて講義を行う予定だ。【林野庁】