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環境ニュース[国内]

雨天時の合流式下水道からの放流水質基準など設定へ 意見募集開始

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2003.08.27 【情報源】国土交通省/2003.08.27 発表

 国土交通省は平成15年8月27日、下水道法施行令の改正案を公表し、この案について15年9月10日まで意見募集を行うことにした。
 今回の改正は(1)窒素含有量、含有量についての計画放流水の水質基準新設、(2)水素イオン濃度、大腸菌群数浮遊物質量についての放流水水質基準の一律化、(3)雨天時の合流式下水道からの放流水についてのBOD基準の新設−−を行ったほか、この基準を満たす(4)公共下水道や流域下水道の構造技術基準、(5)終末処理場の維持管理基準−−を設定したもの。
 また(3)の規定を踏まえ、(6)雨天時の合流式下水道からの放流水に対する年1回の水質検査を義務づけたほか、排水設備の悪臭について苦情が増えていることに対応し、(7)排水設備の構造技術基準に悪臭対策の追加も行った。
 合流式下水道は汚水と雨水を同一の管路で下水処理場まで送る形式の下水道。雨天時に大量の雨水が流入すると、雨水と汚水が混合した下水の一部が未処理のまま河川に放流され、放流先の水域の水環境が損なわれるおそれがあるほか、公衆衛生面への懸念も指摘されている。
なお改正内容の施行は平成16年4月1日を予定している。【国土交通省】

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