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環境ニュース[国内]

成層圏での温室効果気体滞空観測技術開発の14年度評価報告書を公表

環境一般 調査/研究】 【掲載日】2003.08.26 【情報源】首相官邸/2003.08.25 発表

 内閣がとりまとめるミレニアム・プロジェクトの1分野「成層圏プラットフォーム」の技術開発についての14年度事業の評価報告書がまとまり、首相官邸ホームページに掲載された。
 ミレニアム・プロジェクトは西暦2000年以降の新しいミレニアム(千年紀)の重点課題−−情報化、高齢化、環境の3分野への対応を目指した、産官学共同の技術革新プロジェクトで、平成11年12月に内閣総理大臣が内容を決定した。
 環境分野では「成層圏プラットフォーム」、「燃料電池の導入」、「テクノスーパーライナーの運航」、「高度海洋監視システム(ARGO計画)の構築」の4分野が技術開発テーマとして設定されており、このうち「成層圏プラットフォーム」技術は成層圏で温室効果気体を直接採取し滞空観測を行う技術のこと。15年度までに、二酸化炭素の採取を行うための成層圏滞空飛行試験や定点滞空飛行試験の開始を行うとしていた。
 今回の掲載された報告書概要によれば、14年度は成層圏滞空飛行試験を行う大気採取測定システム搭載の飛行船試験機の製作が完了したほか、定点滞空飛行試験を行う飛行船試験機の製作も開始され、成層圏滞空飛行試験や定点滞空飛行試験に向けての準備、それらを支える各種技術の準備が着実に進んでいると評価された。
 ただし、関係機関やメーカーが協力しながら今後も挑戦的に開発作業を進めていくこと、事業の全成果をミレニアム・プロジェクト終了後も活用できるよう整理していくことが課題であると指摘された。【首相官邸】

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