独創的な技術開発への研究助成事業　環境・エネルギー分野で９件の課題を採択

【環境一般 調査/研究】 【掲載日】2003.08.08 【情報源】文部科学省／2003.08.05 発表

　文部科学省は平成１５年８月４日、革新性の高い独創的な技術開発に対する研究助成を行う「独創的革新技術開発研究の提案公募」事業で、平成１５年度の採択課題を決定した。
　この事業では（１）実用的な意義が大きく、国民生活・産業への波及効果が想定できる、（２）革新性の高い独創的な技術開発に関する研究で実現が見込める可能性が高い−−の２つの要件を満たす研究を対象に、課題公募を成１５年３月１４日から４月１４日まで実施していた。
　対象となる研究分野は（１）情報通信、（２）ライフサイエンス、（３）環境・エネルギー、（４）材料・製造技術、（５）その他革新技術−−の５分野で、研究期間は１５年度を始期とする２年間または３年間。課題が採択された場合、１研究テーマあたり年間１，０００〜５，０００万円の研究費が交付される。
　１５年度は６２２件の応募があり、うち３４件が採択されたが、「環境・エネルギー」分野に限ると、応募件数は１８１件で９件が採択された。採択課題には例えば、「山岳部大規模風力発電施設の実用化に関する研究（申請者：東京電力）」、「マイクロ排熱発電装置の開発（荏原製作所）」などがある。【文部科学省】