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環境ニュース[国内]

魅力ある美しい農山漁村づくりについての報告書を公表

自然環境 身近な自然の保全】 【掲載日】2003.07.18 【情報源】農林水産省/2003.07.18 発表

 農林水産省の「農山漁村の美しさに関する検討会」は平成15年7月18日までに魅力ある美しい農山漁村づくりについての検討結果を報告書にまとめた。
 農山漁村に対し、水源涵養や自然環境保全、良好な景観の形成など、農林水産物供給する以外の機能の評価や、ゆとりとやすらぎに満ちた生活様式を実現する場として都市住民の関心が高まりつつあるが、実際の農山漁村では人口減少、高齢化の進行、耕作放棄地や手入れ不足の森林の増加、沿岸海域の水質劣化などの問題を抱え、日本の原風景ともいえる魅力が低下してきている。
 このような状況の中で報告書は、「美しい農山漁村を守り育て、都市住民にも開かれた国民共通の財産として次の世代に伝えることが重要」と訴えた。
 また、美しい農山漁村づくりにあたっては、(1)健全で豊かな自然環境が保全されていること、(2)秩序ある土地利用や整えられた集落の景観など、生産と生活の両面で空間的な調和が図られていること、(3)伝統文化が息づく地域社会が維持されていること、(4)農山漁村ならではの魅力を活かし都市と活発に交流を行っていくこと−−の4点に配慮すべきと提案したほか、実際の取組みは地域住民が主役となり、都市住民や行政とも連携しながら行っていくべきであると指摘している。【農林水産省】

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