一般財団法人環境イノベーション情報機構
2010年、2020年の国内環境ビジネスの市場規模・雇用規模を推計
【エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2003.05.29 【情報源】環境省/2003.05.29 発表
環境省は2003年5月29日、2000年・2010年・2020年の3つの時点での日本国内の環境ビジネスの市場規模と雇用規模について推計結果を公表した。推計は経済協力開発機構(OECD)のレポート“The Environmental Goods & Services Industry (環境製品・サービス産業)”による環境ビジネスの分類に基づき行った。
同省では2000年にも、1997年と2010年についての同様の推計結果を公表しているが、今回の調査では2000年調査でデータ不足のため推計できなかった、燃料電池自動車、住宅リフォーム・修繕、家電・パソコンの中古品ビジネス、排出権取引関連ビジネスについても推計を実施した。
推計の結果、環境ビジネスの市場規模は2000年に29兆9,000億円だったが、2010年には47兆2,000億円、2020年には58兆4,000億円になると予想されたほか、雇用規模も2000年の76万9,000人が、2010年には111万9,000人、2020年には123万6,000人まで増えるとされている。
なお今後市場規模・雇用規模が顕著に増加するビジネス分野としては、光触媒などの大気汚染防止用装置・資材の製造、環境監査などの教育・訓練・情報サービスの提供、環境負荷低減・省資源型技術の提供、省エネルギー・エネルギー管理が挙げられた。【環境省】