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環境ニュース[国内]

(仮称)新小倉発電所6号機建設計画に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見を提出

環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2025.11.10 【情報源】環境省/2025.11.07 発表

環境省は、「(仮称)新小倉発電所6号機建設計画に係る環境影響評価準備書」(九州電力株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。

この事業は、福岡県北九州市の既存の火力発電所において、既設の発電設備(合計出力120万kW)を廃止し、新たに6号機1軸及び6号機2軸(合計出力120万kW)を設置するもの。

環境大臣意見では、
[1]2035年度、2040年度及び2050年に向けて、本事業者が属する九電グループ自らによる直接排出(Scope1)の二酸化炭素排出量の削減の取組の道筋が1.5℃目標と整合する形で描けない場合には、稼働抑制や休廃止等を計画的に実施することも含め、あらゆる選択肢を勘案して検討すること
[2]本事業者又は九電グループとして、地球温暖化対策計画に示される温室効果ガス削減目標等との整合性がとれるような直接排出(Scope1)の温室効果ガス排出量の削減の目標及び必要な対策を検討すること
[3]本事業者全体に係る事業方針を地球温暖化対策計画に示される温室効果ガス削減目標等に整合するよう適切に見直し、その内容を踏まえ、水素混焼/専焼やCCUS(Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage)等の脱炭素化に向けた技術をできるだけ早い時点から実装するなど必要な措置を進め、1.5℃目標と整合する形で、ロックイン効果を創出することなく2050年までのカーボンニュートラル達成を目指すこと
[4]環境監視を適切に実施し、その結果を踏まえ、必要に応じて追加的な環境保全措置を適切に講ずること
等を求めている。


【環境省】

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