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環境ニュース[国内]

(仮称)三瀬矢引風力発電事業に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見を提出

環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2025.02.10 【情報源】環境省/2025.02.07 発表

環境省は、「(仮称)三瀬矢引風力発電事業 環境影響評価準備書」(ENEOSリニューアブル・エナジー株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。

この事業は、山形県鶴岡市三瀬及び矢引周辺において、最大で出力 25,150kW(単機出力 4,200kW × 6基)の風力発電所を設置するもの。

環境大臣意見では、
[1]クマタカの複数のペアによる営巣及び多数の飛翔が確認されており、営巣中心域の境界線上に近接して風力発電設備が存在していることから、繁殖活動及び採餌行動への影響が懸念される。このことから、営巣中心域及び高利用域の見直しを行い、その結果、クマタカの衝突リスクが相対的に高くなっている風力発電設備について、専門家等の助言を踏まえ、可能な限りクマタカの飛翔確認位置から離隔を確保するなどの配置の変更、設置の取りやめ、稼働調整の検討を行うこと
[2]風力発電設備の設置、工事用・管理用道路の新設・拡幅等により土工量が著しく多くなっていることから、これらの設計及び工法に関して、更に詳細な検討を行い、土地の改変を可能な限り減らし、切土量及び盛土量の少量化を図るとともに、土地の安定性を確保すること
等を求めている。

【環境省】

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