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環境ニュース[国内]

(仮称)小田野沢III風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を提出

環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2024.12.23 【情報源】環境省/2024.12.20 発表

環境省は、「(仮称)小田野沢III風力発電事業計画段階環境配慮書」(株式会社ユーラスエナジーホールディングス)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。

この事業は、青森県東通村及びむつ市において、最大で出力 160,000kW(単機出力 4,000〜6,000kW程度×30基程度)の風力発電所を設置するもの。

環境大臣意見では、
[1]想定区域の周辺には、複数の住居が存在していることから、風力発電設備の配置等の検討に当たっては、住居への影響について適切に調査、予測及び評価を行い、風力発電設備について住居から離隔を確保すること等により、風車の影に係る生活環境への影響を回避又は極力低減すること
[2]水源かん養保安林及び湧水が存在することを踏まえ、土砂及び濁水の流出等による動植物及び自然環境への影響に関する調査、予測及び評価を行い、改変区域の選定や土工量及び改変量の抑制等を行うことにより、自然環境への影響を回避又は極力低減すること
[3]希少猛禽類であるオジロワシ、オオワシ、クマタカ等や渡り鳥の風力発電設備への衝突、移動の阻害等が懸念されるため、専門家等からの助言を踏まえ、調査、予測及び評価を行い、環境保全措置を講ずることにより、鳥類への影響を回避又は極力低減すること
等を求めている。

【環境省】

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