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環境ニュース[国内]

(仮称)鉢伏山風力発電事業に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見を提出

環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2024.09.11 【情報源】環境省/2024.09.10 発表

環境省は、「(仮称)鉢伏山風力発電事業環境影響評価準備書」(中部電力株式会社及び株式会社OSCF)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。

この事業は、福井県敦賀市及び南条郡南越前町において、最大で出力 54,600kW(単機出力 4,200kW×13基)の風力発電所を設置するもの。

環境大臣意見では、
[1]クマタカのペアによる営巣及び繁殖、イヌワシの飛翔、タカ類の渡りの飛翔が確認されているため、猛禽類協議会における、営巣及び繁殖、風力発電設備への衝突、移動の阻害等に関する助言を踏まえ、地域住民等の理解を得ながら、事業を実施すること
[2]景観に対する影響について、風力発電機が対象事業実施区域の南側にある「鉢伏山」の登山利用者等から可能な限り視認されないよう、山頂の植生の管理等も含め、有効な措置を検討するとともに、検討結果等を住民、地元自治体等に説明すること
[3]谷部に盛土を実施し、土捨場とすることで残土を処分する計画としているが、残土の発生量を可能な限り抑制し、福井県をはじめ関係機関等と十分に調整を行い、対象事業実施区域外に搬出し、再利用を図ることを引き続き検討すること
等を求めている。

【環境省】

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