一般財団法人環境イノベーション情報機構
(仮称)松前2期風力発電事業に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見を提出
【環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2024.08.27 【情報源】環境省/2024.08.26 発表
環境省は、「(仮称)松前2期風力発電事業 環境影響評価準備書」(東急不動産株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。この事業は、北海道松前郡松前町において、最大で出力51,600kW(単機出力 4,300kW×12基)の風力発電所を設置するもの。
環境大臣意見では、
[1]国内希少種であるオジロワシの飛翔が高い頻度で確認されており、地形条件においてもバードストライクのリスクが高いとされている1号機の風力発電設備について、設置の取りやめ又は影響が回避若しくは十分に低減できる場所に配置の変更を行うこと
[2]バードストライクの発生を低減するため、専門家等の助言を踏まえ、ブレード塗装、シール貼付等の鳥類からの視認性を高める措置を講ずること。特に2号機及び5号機の周辺では1号機の周辺に次いでオジロワシの採餌行動を含む飛翔が確認されていることから、稼働前から視認性を高める措置を実施すること
等を求めている。
【環境省】