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環境ニュース[国内]

(仮称)焼山風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を提出

環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2024.07.10 【情報源】環境省/2024.07.09 発表

環境省は、「(仮称)焼山風力発電事業に係る計画段階環境配慮書」(オリックス株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。

この事業は、北海道上磯郡木古内町、檜山郡上ノ国町及び厚沢部町において、最大で出力 85,400kW(単機出力 4,200〜6,100kW 程度×最大17基)の風力発電所を設置するもの。

環境大臣意見では、
[1]想定区域及びその周辺では、国内希少種であるクマタカ、ハヤブサ等の生息が確認されているほか、ノスリ、ハチクマ等の猛禽類の渡り経路となっている可能性があることから、適切に調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえ環境保全措置を講ずることにより、鳥類への影響を回避又は極力低減すること
[2]想定区域及びその周辺には、植生自然度が高いとされたチシマザサ−ブナ群集(W)、ヒノキアスナロ群落(W)等が存在しているほか、想定区域及びその周辺はブナやヒノキアスナロの北限に近い地域であることから、風力発電設備等の配置等の検討に当たっては、植物及び生態系への影響について適切に予測及び評価を行い、自然度の高い植生等の改変を回避又は極力低減すること
等を求めている。

【環境省】

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