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環境ニュース[国内]

首都圏の「水と緑のネットワーク」形成めざし、自然環境保全の基本目標などを策定

自然環境 身近な自然の保全】 【掲載日】2003.03.31 【情報源】国土交通省/2003.03.28 発表

 生物の多様性の観点から首都圏の自然環境ビジョンづくりに取り組んでいる「自然環境の総点検等に関する協議会」は首都圏の都市環境インフラのグランドデザインについての中間報告を平成15年3月28日までに取りまとめた。
 この協議会は14年3月1日に設置され、首都圏の関係8都県市(茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、横浜市、川崎市、千葉市)と国土交通省、農林水産省、環境省から構成されている。 中間報告では首都圏の自然環境保全の基本目標設定、保全すべき自然環境のリストアップと特に先行して保全に取り組む必要がある6地域を対象とした自然環境保全の具体的な方針などが盛り込まれている。
 このうち基本目標には(1)歴史に根付いた首都圏にふさわしい生物の多様性の充実、(2)歴史的、文化的な価値を持つ自然環境とのふれあい確保、(3)美しい景観の継承、(4)水循環、熱バランス保全などの都市の環境負荷調節機能の発揮、(5)防災機能の確保−−の5点があげられており、これらの基本目標を実現するために首都圏に「水と緑のネットワーク」形成を促すことや、形成に向けた施策の方向性、ネットワーク形成にあたって自然環境保全・再生・創出面で考慮すべき視点などが示されている。
 また先行して取り組みを行う地域となったのは三浦半島ゾーン、多摩丘陵ゾーン、三富新田ゾーン、荒川・江川ゾーン、見沼・安行ゾーン。
 なお協議会は平成15年度以降、「水と緑のネットワーク」形成に向けて更に方針の具体化、自然環境の再生・創出策や戦略について検討を行い、最終報告書「都市環境インフラのグランドデザイン」にまとめる予定。【国土交通省】

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