一般財団法人環境イノベーション情報機構
地球環境研究総合推進費 15年度新規研究課題として29課題を決定
【環境一般 調査/研究】 【掲載日】2003.03.18 【情報源】環境省/2003.03.18 発表
環境省は平成15年3月18日、戦略的研究開発プロジェクトの構成研究として6課題、地球環境問題対応型研究領域研究として13課題、課題検討調査研究として10課題、計29課題を地球環境研究総合推進費の平成15年度新規研究課題に決定した。地球環境研究総合推進費は、学際的、省際的、国際的な観点から総合的に地球環境保全に寄与する調査研究の推進を目的とし、環境省が平成2年度に設立した研究費。平成13年度には26.5億円の予算で47の研究プロジェクトが、14年度には29億円の総予算で48の研究プロジェクトが実施されている。
平成15年度の新規研究課題については、平成14年11月18日から15年1月6日まで公募を行なっており、応募のあった計126課題の中から、外部専門家による事前評価、企画委員会での審議、予算規模の調整を経て今回の新規課題を確定したもの。
なお環境省が研究プロジェクトの大枠を作成したトップダウン型の戦略的研究開発プロジェクトでは15年度から「陸域生態系の活用・保全による温室効果ガスシンク・ソース制御技術の開発」プロジェクトが開始されるが、同プロジェクトの具体的なテーマとしては「荒漠地を対象とした温室効果ガス吸収固定化技術の開発と評価」、「熱帯低湿地生態系を対象とした温室効果ガス吸収排出制御技術の開発と評価」「農耕林業生態系を対象とした温室効果ガス排出抑制技術の開発と評価」「研究プロジェクトの統合的推進のためのプラットフォーム形成と情報共有化」など4テーマが決まった。【環境省】