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環境ニュース[国内]

商船三井、世界の水不足問題を解決する新たなソリューション提供を目指し、EnviroNor社と海水淡水化専用船の協業検討に関する覚書を締結

水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2022.11.21 【情報源】企業/2022.10.28 発表

 株式会社商船三井とEnviroNor AS(エンバイロノール)は、このほど海水淡水化専用船(水以外の不純物は透過しない性質を持つ逆浸透膜を利用した海水淡水化装置を搭載し、海水から淡水(飲料水)を製造して陸側に給水する浮体式インフラ船。陸上の海水淡水化プラントと比較し、土地の取得が必要なく、かつ中古船を改造して建造されるために、短納期で給水を開始できることがメリットとして挙げられる)の協業検討に関する覚書を締結し、事業化に向けて協業を開始した。

 商船三井が長年積み重ねてきた船舶の建造、保有、運航における豊富な実績と、EnviroNor社が持つ海水淡水化における知見を組み合わせることで、水不足問題が顕在化している世界各地における新たなソリューション提供の手段として、海水淡水化専用船建造、および事業機会の獲得を目指す。

 尚、海水淡水化専用船の事業化検証はMOLグループ社員提案制度「MOL Incubation Bridge(新たな事業/サービスのアイデアを持つ商船三井グループ社員が自らの能力を存分に発揮し、主体的にチャレンジできる場を提供すると共に、変化する事業環境の中で、既存の枠にとらわれない事業やサービスのアイデアの受け皿となることを目的とし、2019年9月より導入された制度)」を通じて発案され、EnviroNor社との覚書の締結に至ったもの。
【株式会社商船三井】

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