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環境ニュース[国内]

東芝、フィリピンで地熱発電設備「Geoportable(TM)」を受注

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2022.10.31 【情報源】企業/2022.10.04 発表

 東芝エネルギーシステムズ株式会社(東芝ESS)は、東芝グループの現地法人である東芝フィリピン社と共同で、世界最大の地熱発電設備容量を誇るフィリピンのEnergy Development Corporation(EDC社)の特別目的会社Bac-Man Geothermal Inc.(BGI社)が計画するタナワン地熱発電所向けに、地熱発電設備一式を受注した。2023年6月より現地納入を開始し、2024年11月に運転開始予定。
 なお、本件は環境省が実施している二国間クレジット制度(Joint Crediting Mechanism:JCM)資金支援事業のうち設備補助事業(JCM設備補助事業)のスキームを用いており、みずほ東芝リース株式会社がJCM設備補助事業の代表事業者となって、EDC社の特別目的会社が排出量モニタリングを行い、これをもとにみずほ東芝リースがGHG排出削減量算定と報告を行う。

 フィリピンの地熱発電設備容量はアメリカ、インドネシアに次ぐ3位で、1970年代から地熱発電の開発が行われている。再生可能エネルギーによる発電の中で比較的大容量の発電が可能で、気候に左右されない安定電源として地熱発電は最適な発電方法だと考えられている。また、同国の2040年までの電源開発計画では、再生可能エネルギーの比率を20%増やしその発電量を5,283万キロワットとして全発電量の50%以上を再生可能エネルギーとする計画で地熱などの再生可能エネルギーによる発電に力を入れて取り組んでいる。

 東芝ESSは、既にフィリピンにおいて、累計13ユニットの地熱発電設備を納入しており、フィリピンの電力の安定供給に貢献している。今後も機器だけでなく、IoTやAI技術を適用した地熱発電所のトラブル予兆診断技術や性能監視に関するサービスなど、顧客ニーズに応じた最適な製品・ソリューションを提供していく。
【株式会社東芝】

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