一般財団法人環境イノベーション情報機構
タヌキ、キツネ、アナグマの生息分布調査の結果を発表
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2022.10.03 【情報源】環境省/2022.09.30 発表
環境省は、人の生活圏と行動圏が重なるタヌキ、キツネ、アナグマを対象に、全国の生息状況を調査した。タヌキ、キツネ、アナグマは、行動圏が人間の生活圏と重なり合う部分が多く、人間活動との関わりが深い種であるが、過去2回(1970 年代、2000年代)の調査以降、全国規模での生息状況は把握されていなかった。
そこで、環境省生物多様性センターでは、2018年〜2021年度にタヌキ等を対象に、現在の生息状況を把握するための調査・検討を行った。
収集された生息情報の結果に基づき、2000年代の調査結果との比較を行い、それらを取りまとめたタヌキ等の分布図を作成した。
今回の調査の結果、タヌキ51,325件、キツネ34,329件、アナグマ26,665件の生息情報が得られた。
なお、2000年代にタヌキの分布(国内移入)が確認された屋久島や奥尻島では、今回の調査においても分布が確認された。
一方で、2000年代には3種共に分布が確認されなかった東京都伊豆・小笠原諸島、鹿児島県トカラ列島・奄美諸島、沖縄県等では、今回の調査においても分布は確認されなかった。
詳細はプレスリリース参照。
【環境省】