一般財団法人環境イノベーション情報機構
幌延風力発電事業更新計画に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見を提出
【環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2022.09.28 【情報源】環境省/2022.09.27 発表
環境省は、「幌延風力発電事業 更新計画 環境影響評価準備書」(幌延風力発電株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。この事業は、北海道天塩郡幌延町において、最大で出力21,000kW(単機出力4,200kW×5基)の風力発電所を設置するもの。
環境大臣意見では、
(1)対象事業実施区域の周辺では、オジロワシ及びチュウヒの営巣及び繁殖が確認されていることから、工事の実施に当たっては、既存の知見及び専門家の助言等を踏まえ、工事内容、工事時期及び工事期間に係る環境保全措置を講ずること。
(2)バードストライクの有無等に係る事後調査を適切に実施するとともに、希少猛禽類等の重要な鳥類や渡り鳥に対する重大な影響が認められた場合は、専門家等からの助言を踏まえて、衝突のおそれが高い季節及び時間帯の稼働調整等の追加的な環境保全措置を講ずること。
(3)景観に関して、評価書の作成までに、北海道地方環境事務所(稚内自然保護官事務所)から意見を聴取したうえで、必要な調査、予測及び評価を実施すること。また、その結果を踏まえ、景観への影響を回避又は極力低減する環境保全措置を講ずること。
等を求めている。
【環境省】