一般財団法人環境イノベーション情報機構
海ワシ類の風力発電施設バードストライク防止策手引きを改定
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2022.08.09 【情報源】環境省/2022.08.08 発表
環境省は、平成28年に策定した「海ワシ類の風力発電施設バードストライク防止策の検討・実施手引き」について、その後の知見の蓄積やバードストライクの発生状況の変化等を踏まえ、改訂版をまとめた。今回の改訂版では、海ワシ類のバードストライクの発生メカニズムを要因ごとに整理し、餌場などの集結地やバードストライクが発生しやすい地形への考慮、繁殖地で配慮すべき距離など、事業者が取り組むべき具体的な内容を明らかにした。
具体的には、営巣地を中心とした行動圏への配慮として、バードストライク防止と繁殖阻害の低減の2つの観点から、営巣中心域内(目安:巣を中心に半径1km)での配置を原則避けること。高利用域内(目安:巣を中心に半径2km)は、採餌場とその往復ルートへの影響及び衝突確率の上昇等を回避する観点から飛翔頻度等のデータを解析し、有識者の意見を踏まえ慎重に立地の検討をすること等を提示している。
詳細はプレスリリース参照。
【環境省】