一般財団法人環境イノベーション情報機構
三菱マテリアル、自然共生サイト(仮称)認定実証事業へ協力、社有林の生物多様性保全により持続可能な社会の実現に貢献
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2022.07.08 【情報源】企業/2022.05.27 発表
三菱マテリアル株式会社は、環境省が実施予定の「自然共生サイト(仮称)」認定に関し、認定審査プロセス等の試行事業に協力することを発表。「自然共生サイト(仮称)」は、民間等の取り組みによって生物多様性の保全が図られている区域を認定する仕組みとして2023年度に開始予定としている。認定実証事業は、この認定審査を遅滞なく開始するために行うもので、「30by30アライアンス」参加企業が情報提供などを通じて協力する。
同社は社有林「マテリアルの森 手稲山林」の取り組み状況を検討事例として提供し、「自然共生サイト(仮称)」認定の仕組み構築を支援する。
認定実証事業の内容は、申請書の記載、事務局の予備審査、有識者による審査委員会の開催といった正式運用を意識したものであり、前期(2022年5月〜8月)、後期(2022年9月〜12月)の2回の試行期間の内、同社は前期に参加。なお、目的としては認定基準や審査プロセスを試行的に運用し、現実に運用した場合にどのような課題があるかを洗い出し、2023年度からの本格運用に向けて、必要な修正を行うこととしている。
同社は、日本各地に1.4万haの社有林を保有しており、そこに生息する動植物の生息環境に配慮する森林経営管理を実践している。これからも、社有林などでの将来的なOECM(Other Effective area-based Conservation Measures)の取得を目指すことで、持続可能な社会の実現に貢献していく、としている。
【三菱マテリアル株式会社】