「鳥獣被害防止に向けた集中捕獲キャンペーン」を実施

　環境省と農林水産省は、農作物や生態系等に深刻な被害を及ぼすニホンジカ・イノシシの捕獲を強化するため、「鳥獣被害防止に向けた集中捕獲キャンペーン」を全国的に実施し、被害の低減を目指すと発表した。
　平成25年に両省が共同で取りまとめた「抜本的な鳥獣捕獲強化対策」においては、ニホンジカ・イノシシの生息頭数を令和5年度までに半減させる目標（半減目標）を策定している。
　今回のキャンペーンでは、この半減目標の達成に向け、令和3年度において、令和2年度に農作物等への被害が減少しなかった地域を中心に、各都道府県の捕獲目標頭数の見直しを行い、令和2年度の捕獲実績と比較して、各都道府県の合計の捕獲目標頭数を、約9万頭増の144万頭とした。
　また、地方公共団体等への各種支援を行うとともに、鳥獣被害の防止に向けた普及啓発等にも取り組む。
　
【環境省】