一般財団法人環境イノベーション情報機構
鹿児島県で高病原性鳥インフルエンザウイルス検査陽性(野鳥国内1例目)及び野鳥サーベイランスの対応レベル3に引き上げ
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2021.11.12 【情報源】環境省/2021.11.11 発表
環境省は、鹿児島大学が実施した検査により、鹿児島県出水市で採取した環境試料(水鳥の糞便が落ちているねぐら等の水)から、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)が検出(陽性)された旨の報告があったと発表した。この報告を受け、採取地点の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定し、野鳥の監視を強化する。
また、「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル」に基づき、国内複数箇所で高病原性鳥インフルエンザの発生が確認されたことから、野鳥サーベイランスにおける全国の対応レベルを「対応レベル3」に引き上げる。
今後、鹿児島県と調整の上、野鳥監視重点区域内における野鳥でのウイルスの感染範囲の状況把握、感染源の推定や更なる感染拡大を防止するための基礎情報を得ることを目的とした緊急調査(鳥類調査、死亡野鳥調査等)を実施する予定。
【環境省】