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環境ニュース[国内]

溶融スラグ混入のプレキャストコンクリートをJISマーク誤認定 

エコビジネス 環境ラベル】 【掲載日】2003.01.30 【情報源】経済産業省/2003.01.29 発表

 (財)日本品質保証機構が14年12月27日付けで認定したプレキャストコンクリート製品(JIS A 5372)のJISマーク認定でJIS規格でまだ認められていない溶融スラグを含んだ製品に認定を与えていたことが判明した。
 「プレキャストコンクリート」は建設現場で型にコンクリートを流し込んで固めるのではなく、あらかじめ工場などで製作した鉄筋コンクリート部材のこと。今回の誤認定された製品は廃棄物焼却施設などから発生する焼却灰の溶融スラグ骨材を含んでいた。
 同省では平成14年7月20日付けで、都市ゴミの焼却灰を主原料としたエコセメントの品質、原材料、製造方法、試験方法、検査、表示、報告事項などを規定する日本工業規格「JIS R5214」を制定し、一般廃棄物下水汚泥を溶融固化したコンクリート用溶融スラグ細骨材の標準情報「TR A0016」と道路用溶融スラグ骨材の標準情報「TR A0017」を公表したが、TRはまだ検討段階の新技術標準情報。情報公表後関係者のコンセンサスが得られた場合にこの内容が3年後にJIS化される予定というものだ。
 経済産業省は(財)日本品質保証機構に対し、(1)間違ってJIS認定を与えた経緯や原因、(2)その是正措置、(3)今後の予防措置、(4)これ以外の誤認定ケースの有無−−について、報告を求める方針だ。【経済産業省】

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