一般財団法人環境イノベーション情報機構
環境技術開発等推進事業で平成15年度新規研究開発課題の募集開始
【環境一般 調査/研究】 【掲載日】2003.01.22 【情報源】環境省/2003.01.22 発表
環境省では、提案公募型の研究開発制度「環境技術開発等推進事業」の平成15年度新規研究開発課題の募集を平成15年2月21日まで実施することにした。「環境技術開発等推進事業」は、環境省が開発すべき環境技術分野を特定し、これらの分野について国立試験研究機関、独立行政法人、民間企業が実施する研究・開発・実証課題を公募し、審査の上、採択した課題に助成を行う制度。
これまで助成を実施してきたのは(1)次世代の環境保全技術の基礎となる知的資産を蓄積するための「基礎的・基盤的研究課題」、(2)対応が急がれる技術の研究・開発・実証を行う「実用化研究開発課題」、(3)「自然共生型流域圏・都市再生技術研究課題」の3分野。
平成15年度の新規募集分では、このうち「基礎研究開発課題」と「実用化研究開発課題」を対象に提案を募集しており、「基礎研究開発課題」では(一)次世代型環境リスク評価技術分野と(二)良効率環境修復技術分野の2分野、「実用化研究開発課題」では(一)自然共生技術開発分野、(二)環境負荷低減技術分野、(三)環境改善・修復分野、(四)健全な生態系の維持・再生分野、(五)環境監視計測・高度情報化分野の5分野を公募の対象分野として設定している。
助成期間は原則として、基礎研究開発課題は3年、実用化研究開発課題は2年。助成金額は2,500万〜5,000万円。今回の採択予定数は若干数の見込み。
なお採択案件は外部専門家より構成される総合研究開発推進会議による審査結果を踏まえ、環境省が決定する。【環境省】