一般財団法人環境イノベーション情報機構
生物多様性及び生態系サービスの総合評価(JBO3)をとりまとめ公表
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2021.03.22 【情報源】環境省/2021.03.19 発表
環境省は、日本の生物多様性・生態系サービスの現状と、特に、生物多様性の損失を止めて回復に向かわせるための「社会変革」のあり方に関して科学的知見を提供することを目的として、「生物多様性及び生態系サービスの総合評価2021(JBO3:Japan Biodiversity Outlook 3)」を取りまとめた。日本の生物多様性の「4つの危機」(※)は依然として生物多様性の損失に大きな影響を与え、生態系サービスも劣化傾向にある。これまでの取組により、生物多様性の損失速度は緩和の傾向が見られるが、まだ回復の軌道には乗っていない。
将来の気候変動や、人口減少等の社会状況の変化にも耐えられるように、生態系の健全性の回復を図ることが重要。
※日本の生物多様性の「4つの危機」
第1の危機:開発など人間活動による危機
第2の危機:自然に対する働きかけの縮小による危機
第3の危機:人間により持ち込まれたもの(外来種等)による危機
第4の危機:地球環境の変化による危機
【環境省】