一般財団法人環境イノベーション情報機構
マイワシ、マサバの現存量推定調査を実施へ
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2003.01.09 【情報源】水産庁/2003.01.08 発表
水産庁の漁業調査船開洋丸は、2002年1月10日から23日にかけ、北西太平洋において、マイワシ、マサバなどを対象にした表中層トロール網と計量魚群探知機を使用した資源の現存量推定調査を実施することにした。マイワシ・マサバは、北西太平洋に広く分布しているが、近年は資源がきわめて低水準にある。
今回の調査はマイワシ・マサバの資源管理の前提となる、資源評価(科学的なデータに基づいた水産資源の状態や漁業の状態の的確な把握とこれに基づいた管理方針の策定)の実施、資源変動機構解明を目的としたもので、具体的には表中層トロール網による漁獲調査と計量魚群探知機による魚群密度推定調査を予定している。
マイワシ・マサバは、北上回遊期には北西太平洋に広く分布しているが、越冬期には本州寄りに収束するため、現存量推定を行うには越冬期が適している。【水産庁】