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環境ニュース[国内]

飼料中への遺伝子組換え体とうもろこし「スターリンク」混入は大幅に低下

健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2002.12.27 【情報源】農林水産省/2002.12.27 発表

 農林水産省は独立行政法人肥飼料検査所で実施している、遺伝子組換え体とうもろこし「スターリンク」の飼料用とうもろこし中の混入モニタリング検査について、平成12年4月の検査開始から平成14年度上期までの結果をまとめ、公表した。
 遺伝子組換え体とうもろこし「スターリンク」は米国で飼料用として安全性が確認されているが、食品としての安全性は未確認。米国内で食品への混入が確認され、日本国内でも食品からスターリンクが検出されたとの指摘が消費者団体からなされたことを受けて、平成12年4月から独立行政法人肥飼料検査所が飼料中のスターリンク混入についてもモニタリング検査を開始している。
 公表された結果によると、平成12年度上半期では、米国から輸出される飼料用とうもろこしについて、スターリンク混入は陽性率(全検体数中にスターリンクの陽性反応があった検体の割合)で67%、混入率(陽性検体中に含まれているスターリンクの割合)では0.5%見られたが、平成12年12月の日米合意に基づき、スターリンクの有無について輸出前検査が実施されてきたことや、平成13年以降米国内でのスターリンクの作付けがなされていないことから、平成14年度上半期では陽性率で10%、混入率で0.1%と、陽性率・混入率とも低下している状況となっている。【農林水産省】

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