一般財団法人環境イノベーション情報機構
千葉県、令和元年度カミツキガメ生息個体数の推定結果等について公表
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2020.06.17 【情報源】地方自治体/2020.05.07 発表
千葉県では平成19年度から特定外来生物のカミツキガメの捕獲事業を行っている。特に平成29年度からは、戦略集中実施期として集中的な防除に取り組んでおり、令和元年度の捕獲数は1,597頭であった。また、改めて個体数の推定を行ったところ、令和元年度末時点で約6,500頭、今後の減少化に必要な令和2年度の捕獲目標数は約1,300頭となった。
カミツキガメ個体数の推定結果
県の捕獲事業及び市町村・警察等による緊急捕獲のデータを用いて、生息個体数を統計手法によって推定したところ、令和元年度末の個体数は、中央値で6,513頭(95%信用区間5,312〜7,922頭)との結果となった。
また、これまでの捕獲の取組もあり、平成27年度以降の個体数は減少の傾向にある。
カミツキガメの増減予測
推定された個体数約6,500頭をもとに増減の予測を行ったところ、今後個体数を減少させるためには、メスを年間550頭以上(雌雄合計1,280頭以上)捕獲していく必要がある。
カミツキガメの個体数を減らすためには、昨年度と同等の捕獲努力を継続する必要があるため、引き続き集中的な防除を実施していくとのこと。
【千葉県】