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環境ニュース[国内]

カドミウム疫学調査の結果をFAO/WHO合同食品添加物専門家会合に提出

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2002.12.18 【情報源】厚生労働省/2002.12.02 発表

 農林水産省がまとめた農作物に含まれるカドミウムの実態調査結果とともに、厚生労働省による食品中のカドミウム疫学調査の結果がFAO/WHO合同食品添加物専門家会合(JEFCA)に提出された。
 JEFCAでは、国際的な食品規格を制定する国際政府間組織・コーデックス委員会の下部組織である食品添加物・汚染物質部会(CCFAC)で検討されている食品のカドミウム基準値の基礎資料としてカドミウムリスク評価を行っているが、評価のためのデータが不十分であるとして、各国に対しカドミウム摂取量を推定するための実態調査や疫学調査を実施するよう要請していた。
 なおカドミウムに関する疫学調査は、厚生科学研究費補助金事業「食品中に残留するカドミウムの健康影響評価について」などにより実施されている。今回JECFAに提出した疫学調査結果の内容は、(1)全国規模の尿中カドミウム・カルシウム濃度と腎機能障害との関連調査、(2)全国の農村婦人を対象にしたカドミウムの生涯にわたっての暴露量と腎機能障害・骨粗鬆症との関連調査、(3)日本人のカドミウム摂取後の健康影響調査−−の3課題についてのもの。【厚生労働省】

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