一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成30年度 大気中水銀バックグラウンド濃度等のモニタリング調査結果を公表
【健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2019.09.18 【情報源】環境省/2019.09.17 発表
環境省は、国際的な水銀の排出状況及び濃度レベルの推移が国内の環境に及ぼす影響の把握等を目的に、大気中にガス状で存在する金属水銀及び酸化態水銀、並びに粒子状水銀の濃度と、降水中の総水銀濃度について測定を実施した。測定地点は、国内の発生源による影響を直接受けにくい地点(バックグラウンド地点)である、沖縄県の辺戸岬と秋田県の男鹿半島。
平成30年度の調査においては、辺戸岬及び男鹿半島における大気中水銀濃度及び降水中水銀濃度は、指針値等を十分下回るとともに、これまでの調査結果と大きな乖離はなかった。
辺戸岬では、水銀以外の大気中金属濃度についても調査を行ったところ、水銀と同様に、これまでの調査結果と大きな乖離はなく、指針値が設定されている金属元素については、その指針値を十分下回る値であった。
また、これまでの辺戸岬における大気中水銀バックグラウンド濃度モニタリングの結果を解析した研究成果を論文(英語)としてまとめた。
調査結果の詳細等はプレスリリース参照。
【環境省】