一般財団法人環境イノベーション情報機構
北陸新幹線(敦賀・新大阪間)に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を提出
【環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2019.07.22 【情報源】環境省/2019.07.19 発表
環境省は、「北陸新幹線(敦賀・新大阪間)計画段階環境配慮書」(独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構)に対する環境大臣意見を国土交通大臣に提出した。この事業は、全国新幹線鉄道整備法(昭和45年法律第71号)に基づく整備計画により、東京都から大阪市までを整備区間とする新幹線鉄道のうち、福井県敦賀市(敦賀駅)を起点とし、大阪府大阪市(新大阪駅)を終点とした区間の新幹線鉄道を建設するもの。
環境大臣意見では、
(1)ルートの選定に当たっては、環境の保全上重要な地域について、事業の影響を回避することを検討するとともに、土地の改変を行う際には、発生土の抑制や湧水による影響、希少な動植物及びその生息・生育地への影響の低減の観点から、できる限り、土地の改変量を減少させること、
(2)環境保全措置の具体化に当たっては、調査の結果、専門家等の助言を踏まえ、措置の内容が十全なものとなるよう客観的かつ科学的に検討すること、
(3)事業実施に当たっては、関係地方公共団体の意見を十分勘案し、環境影響評価において重要である住民への説明や意見の聴取等の関与の機会の確保についても適切に行うこと
等を求めている。
【環境省】